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軽自動車の未使用車に潜むデメリットとは?失敗しないためのポイントも解説

軽自動車の未使用車には、選べる仕様が限られる、オプションを変更できないなど6つのデメリットがあります。車検期間が短くなることでの早期出費や補助金対象外といった注意点まで具体的に解説し、後悔しない購入法を紹介します。

軽自動車の「未使用車」は、新車同様の状態で価格が抑えられることから、近年人気を集めています。しかし、見た目や値段だけで飛びつくと、思わぬデメリットに直面するケースも少なくありません。購入後に「こんなはずじゃなかった」とならないためには、未使用車ならではの注意点を理解しておくことが大切です。本記事では、未使用車に潜むリスクと注意点を整理しつつ、失敗しないための選び方まで分かりやすく解説します。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

登録済未使用車・届出済未使用車とは?

 まずは「未使用車」とは何かを正しく理解しておきましょう。正式には「初度登録(届出)されたものの、使用・運行されていない車両」を指します。普通自動車は「登録済未使用車」、軽自動車は「届出済未使用車」と呼ばれます。呼び名の違いは、登録先が陸運局か軽自動車検査協会かという手続き上の違いによるものです。つまり、どちらも「ナンバーを取得しただけで、ほとんど走っていない車」です。展示場内での移動や検査のために数km程度は走行することがありますが、通常は100km未満 に収まります。もしそれ以上の走行距離がある場合は、試乗車として使われていた可能性もあるため注意が必要です。以前は「新古車」という呼び方が広く使われていましたが、新車と誤解されやすいため、現在は使用が禁止されています。ただし、協議会に加盟していない販売店では、いまだに「新古車」と記載される場合もあります。購入する際は、必ず走行距離や車の状態を自分の目で確認することが大切です。

 

軽自動車の未使用車を購入するデメリット

 未使用車は「新車に近い状態で価格が抑えられる」という魅力がありますが、実は注意すべき点もあります。メリットだけに目を向けて購入すると、「思っていたのと違う」と後悔することにもつながりかねません。ここでは、未使用車ならではの注意点を6つ紹介します。

 

好みのグレードやカラーを選びにくい

未使用車の大きなデメリットは「選べる範囲の狭さ」です。新車のようにカタログから自由にグレードやカラーを指定することはできず、販売店にある在庫から選ぶ必要があります。そのため「希望のグレードはあるけれど色が違う」「欲しい色はあるのに装備が合わない」といった妥協を強いられることも少なくありません。とくにホワイトパールやブラックマイカといった人気色は流通量が少なく、出会えないケースも多いです。さらに軽自動車はグレードによる装備差が大きく、安全機能やエアコンの仕様が異なることもあります。ベースグレードを選んだ結果「エアコンが手動で不便」「必要な安全装備がなくて不安」と後悔する例も少なくありません。

 

オプション装備の追加や変更はできない

新車ならメーカーオプションやディーラーオプションを自由に選べますが、未使用車ではすでに付いている装備を変更することはできません。とくにメーカーオプションは製造時しか装着できず、後から追加するのは不可能です。たとえば、衝突被害軽減ブレーキの上位機能やLEDヘッドライト、シートヒーターなどは「付いていなければ諦めるしかない」装備です。一方で「いらない装備が最初から付いていた」というケースもあります。たとえば、社外ナビを使いたかったのに純正ナビが搭載済みだったり、本革シートではなく布シートがよかったのに選べなかったりする場合です。代替手段はあるものの、品質や保証面で劣ってしまうこともあるため、注意が必要です。

 

傷や汚れが付いていることもある

「未使用車」と聞くと、新車同様のピカピカな状態を想像しがちですが、実際には展示車として使われていたものも多く、必ずしも完全に新品同様とは限りません。よくあるのは、ドアハンドル周りの小さな擦り傷や、シートに付いた手垢、展示場の照明による色あせなどです。また、来店客のタバコや香水のにおいが残っていたり、展示用の小物を置いた跡が残っていたりすることもあります。こうした傷や汚れは現車確認で気づけることもありますが、においのように時間が経ってから分かるケースもあります。購入を検討する際は、目に見える部分だけでなく細部や車内のにおいまで丁寧にチェックすることが大切です。

 

初回車検までの期間が短い

軽自動車の初回車検は、新車登録から3年後 に行われます。しかし、未使用車はすでに登録を済ませているため、その分だけ車検までの期間が短くなります。たとえば、登録から数か月の車なら2年半ほど残っていますが、在庫期間が長いと残りは1年半程度しかないこともあります。つまり、新車より早く車検費用を支払う必要があるのです。軽自動車の車検は、法定費用だけでも約3万円 、整備を含めれば5〜9万円 かかるのが一般的です。「思ったより早く出費が必要になる」という点は、購入前に必ず押さえておきましょう。

 

将来の売却額が低くなりやすい

 未使用車は書類上、最初の所有者が販売店となるため、購入者は「2人目のオーナー」として扱われます。その結果、将来売却する際に査定で不利になる可能性があります。中古車市場では「ワンオーナー車」が好条件として扱われるのが一般的です。実際にカーセンサーなどの中古車情報サイトでも「ワンオーナー」で絞り込み検索 できるようになっており、購入希望者にとっては大きな魅力となっています。ただし、車の査定を行う際によく使われるJAAI(一般財団法人日本自動車査定協会) の基準には「ワンオーナー」という評価項目は存在しません。そのため、車の状態がよければツーオーナー車でも高額査定は十分に可能です。逆に、ワンオーナーであっても状態が悪ければ評価は下がるので、あくまで「管理状態」が重要である点を理解しておきましょう。

出典:一般財団法人日本自動車査定協会ウェブサイト

 

補助金や減税制度を利用できない

国や自治体の新車向け補助金は、未使用車では基本的に受けられません。たとえば、電気自動車の購入で利用できる「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金 」は、新車購入が条件 です。最大 支給される場合もあり、この対象車種なら未使用車より新車の方が結果的に安くなることもあります。また、エコカー減税 やグリーン化特例 といった税制優遇も新車登録時のみ適用されます。つまり未使用車はその恩恵を受けられないのです。購入前には補助金や減税制度の有無を確認し、新車との総支払額を必ず比較しましょう。

 

それでも人気!軽自動車の未使用車を購入するメリット

 未使用車にはデメリットもありますが、それでも多くの人から選ばれているのには理由があります。ここでは、軽自動車の未使用車が人気を集める代表的なメリットを詳しく見ていきましょう。

 

納車が早い

未使用車の最大の魅力は、納車までの早さです。新車の場合、一般的な車種なら3〜6か月、人気車種になると1年以上待つこともあります。 それに対して、未使用車はすでに完成した車両があるため、手続きが済めばすぐに納車可能です。軽自動車なら最短5日〜1週間、普通車でも2〜3週間程度 で手に入ります。「車検が切れる前に乗り換えたい」「転勤や就職で急ぎたい」そんな人にとって、スピード納車は大きなメリットです。

 

新車より安く手に入りやすい

未使用車の最大の魅力のひとつは、その価格の安さです。中古車として扱われるため、新車と比べて平均で30万円ほど安く購入できるのが一般的です。たとえば、新車なら150万円ほどする軽自動車が、未使用車なら120万円前後で手に入るケースもあります。さらに、浮いた費用を社外オプションの追加や自動車保険、維持費に充てることができるため、家計にやさしい選択肢といえるでしょう。

 

新車に近い状態で売られている

未使用車は走行距離が数km〜100km未満 とごくわずかで、内外装も新車とほとんど変わりません。中古車によくある「前のオーナーがどう使っていたか」という不安がなく、タバコやペットのにおい、シートの汚れなどを心配する必要が少ないのも魅力です。エンジンや各部品も新品同様のため、購入後しばらくは大きな修理や交換を気にせず安心して乗ることができます。

 

メーカー保証を受けられる

未使用車でも、新車と同じメーカー保証を引き継ぐことができます。軽自動車なら一般的に「3年間または6万kmまでの一般保証」と「5年間または10万kmまでの特別保証(エンジンやトランスミッションなど)」が適用されます。 継承には一定の条件や費用がかかる場合もありますが、長期保証が付くことで安心して乗れるのは大きなメリットです。

 

一部の税金が支払済みの場合がある

未使用車はすでに登録済みのため、自動車重量税(初回車検まで有効)や自動車税環境性能割が、販売店側で支払済みになっているケースがあります。本来、新車では購入者が負担するこれらの税金を、未使用車なら節約できる可能性があるのです。さらに軽自動車税は4月1日時点の所有者 に課税されるため、購入時期によっては追加の節税効果も期待できます。

トータスでは、中古車よりもお得な届出済み未使用車を安心の保証付きでご購入いただけます。ぜひお気軽にご来店ください。 

 

未使用車はどこで購入できる?

 未使用車を選ぶときは「どこで買うか」も大切なポイントです。購入先ごとに特徴があるため、それぞれの違いを理解して、自分に合った方法を選びましょう。

 

カーディーラー

正規ディーラーでも未使用車を取り扱うことがあります。最大の魅力は、品質への信頼性とアフターサービスの充実です。メーカー直系の販売店ならではの管理体制が整っており、保証やメンテナンスなど新車同様のサポートを受けられる点は大きな安心材料です。ただし、自社メーカーの車しか扱えないため選択肢が限られ、在庫台数も少なめというデメリットがあります。

 

中古車販売店

大手の中古車販売店でも未使用車は取り扱われています。メリットは、複数のメーカーの車を一度に比較できる点です。さらに、全国規模の在庫ネットワークを持つ店舗であれば、選べる車種や台数も豊富になり、希望に合った1台を見つけやすくなります。ただし、中古車と未使用車が混在しているため、購入の際には走行距離や車両の状態をしっかり確認することが欠かせません。

 

未使用車の専門店

未使用車専門店は、もっとも豊富な選択肢を持つ購入先です。大量の在庫を扱っているため効率的に車を探せるほか、専門知識を備えたスタッフから的確なアドバイスを受けられるのも大きなメリットです。神奈川県で軽自動車の未使用車を探すなら、県内最大級の在庫数を誇る「トータス」をご利用ください。オールメーカー・オール車種を取り扱っているため、理想に近い1台に出会えます。さらに全車で試乗が可能なため、購入前に乗り心地をしっかり確認できる安心感があります。

 

未使用車を購入するお店の選び方

 未使用車を安心して購入するには、信頼できる販売店を選ぶことが欠かせません。ここでは、失敗しないために確認しておきたいポイントを紹介します。

 

自動車公正取引協議会に加盟しているか

 「自動車公正取引協議会」に加盟している販売店は、適正な表示と公正な取引を行っている証です。加盟店では「新古車」といった誤解を招く表記は使わず「登録(届出)済未使用車」と正しく表示しています。来店時には、加盟店であることを示すマークやステッカー が掲示されているか確認してみましょう。

 

在庫は豊富にあるか

在庫台数の多さは、そのまま選択肢の広さにつながります。台数が多い販売店ほど、自分の希望条件に合った車を見つけやすくなります。さらに、在庫の回転が早い店舗であれば、古い在庫を長く抱えていないため、より新しい状態の未使用車に出会える可能性が高まります。

 

スタッフが親身に対応してくれるか

よい販売店を見極めるポイントのひとつが、スタッフの対応です。要望を丁寧に聞いてくれるか、車両の状態を正直に説明してくれるか、そしてデメリットも隠さず伝えてくれるかどうかは大切なチェック項目です。さらに、強引な営業をしないことや、不要なオプションを押し売りしないことも信頼度を測る基準になります。親身に対応してくれるスタッフであれば、購入者の立場に立って最適な1台を提案してくれるでしょう。

 

価格に含まれる項目は明確か

 見積書の項目がしっかり分かれているかは、販売店を見極める大切なポイントです。「諸費用一式」といった曖昧な表記ではなく、車両本体価格・法定費用・登録代行費用などがきちんと明記されているかを必ず確認しましょう。不明な点があればそのままにせず、納得できる説明を受けてから契約することが大切です。

 

アフターサービスは充実しているか

購入後の安心感を左右するのがアフターサービスです。定期点検や車検に対応しているか、自社工場や提携工場を持っているか、さらに保険やロードサービスの取り扱いがあるかどうかをチェックしましょう。購入後に気軽に相談できる窓口があるかどうかも重要な判断材料になります。

 

未使用車を選ぶ際にチェックしたいポイント

 販売店が決まったら、次はいよいよ具体的な車選びです。ここでは、未使用車を選ぶ際にチェックしたいポイントについて解説します。

 

走行距離は長すぎないか

未使用車の走行距離は、通常100km未満 が目安です。それ以上の場合は、試乗車に使われていたり、長距離輸送や展示場間の移動が多かった可能性があります。走行距離が100kmを超える車は、未使用車と表示はできないため、理由を販売店に確認しておくと安心です。

 

希望のオプションは付いているか

メーカーオプションは後付けできないため、購入前のチェックが必須です。とくに、衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備や、カーナビ・ETC・スマートキー・オートエアコン・LEDヘッドライトといった装備は、日々の使い勝手や安心感に直結します。欲しい機能が最初から備わっているか、現車と見積書でしっかり確認しましょう。一方で、不要なオプションが付いているとその分だけ価格は上がります。本当に必要かどうかを見極め、ムダな装備に費用をかけないようにしましょう。

 

車検の残り期間はどのくらいか

購入前には、車検証で初度登録年月日を確認し、残り期間を把握しておきましょう。残りが短ければ、5〜7万円ほど の車検費用を早めに負担することになります。利用計画や新車との総費用比較も考慮が必要です。逆に2年以上残っていれば、新車とほぼ同じ条件で安心して購入できます。

 

メーカー保証を継承できるか

購入時には、保証書と車検証の名義を確認し、メーカー保証が継承できるか販売店に必ず確認しましょう。継承には費用や条件がある場合もあるので、事前に把握しておくことが大切です。もし継承できない場合は、販売店独自の保証内容を比較検討しましょう。

 

ローンの金利は適正か

ローンを利用する場合は、販売店提携ローンと銀行のマイカーローンを必ず比較することが大切です。販売店のローンは手続きがスムーズという利点がありますが、その分金利が高めに設定されているケースも少なくありません。金利差がわずか1%でも、3〜5年の返済期間では総支払額に数万円から十数万円の差が出ることもあります。

 

新車との比較検討も忘れずに!

購入を決める前に、未使用車と新車の「総支払額」をしっかり比べてみましょう。車両価格だけでなく、オプション装備の有無、車検までの残り期間、保証内容、補助金や減税制度の適用可否といった点まで含めてシミュレーションすることが大切です。ケースによっては、新車の方が結果的にお得になることもあります。2〜3台を乗り比べることで、自分にぴったりの1台を見つけやすくなります。

 

未使用車の購入にかかる費用の内訳

 未使用車を購入するときは、本体価格以外にもさまざまな費用がかかります。あらかじめ内訳を理解しておけば、予算計画も立てやすく安心です。

 

本体価格

車両本体価格は、車種やグレード、装備内容によって決まります。未使用車は新車より30万円ほど 安いのが一般的ですが、人気車種や珍しいグレードでは差が小さい場合もあります。また、オプションが豊富に付いている車は、その分価格も高めになります。

 

法定費用

法定費用には、自賠責保険料(36か月分で23,520円) 、リサイクル預託金(6,000〜18,000円 )、そして車両本体価格にかかる消費税(10%) が含まれます。なお、自動車重量税や自動車税環境性能割は、新車登録時に販売店がすでに支払っているため、購入者が改めて負担する必要はありません。

 

代行費用

販売店に依頼する各種手続きの費用です。たとえば、登録代行(10,000〜 、車庫証明の取得(10,000〜 、納車(10,000〜 、クリーニング(10,000円程度) などがあります。金額は販売店ごとに異なり、一部は自分で手続きすれば節約できる場合もあります。

 

未使用車をお得に購入できる時期

 未使用車はただ探すだけでなく、購入の「タイミング」によっても価格が変わります。時期をうまく狙えば、同じ車をより安く手に入れられる可能性があります。

 

本決算・中間決算の直後

自動車業では、3月と9月 が決算期にあたります。このタイミングでディーラーは販売台数のノルマ達成を狙い、自社で新車登録を行うことがあります。その結果、決算直後の4月や10月には未使用車として市場に出回りやすくなるのです。在庫処分の色合いが強まるため、価格も下がりやすいお得なタイミングといえるでしょう。

 

ボーナスの支給時期

7月と12月 のボーナス時期は、消費者の購買意欲が高まるタイミングです。販売店もこれに合わせてキャンペーンを展開し、未使用車を積極的に仕入れます。ボーナス商戦では目玉商品として条件のよい車が安く出ることも多く、狙い目の時期といえるでしょう。

 

モデルチェンジのタイミング

新型モデルが登場すると、旧モデルの未使用車は「型落ち」と扱われるため、価格が下がりやすくなります。基本性能に大きな差がない場合は、新型にこだわらず旧モデルを選ぶことで、大幅なコスト削減につながる可能性があります。

 

まとめ

軽自動車の未使用車は、新車同様の品質を手頃な価格で購入できる魅力的な選択肢です。ただし、グレードやカラーの制限、オプション追加不可、車検期間の短さ、補助金が受けられないといったデメリットもあるため、注意が必要です。大切なのは、メリットとデメリットをしっかり理解したうえで、自分のライフスタイルに合うかどうかを判断することです。そして、購入を検討する際には「信頼できる販売店選び」が欠かせません。神奈川県でお探しなら、在庫700台以上を誇り、全車試乗可能な「トータス」をご利用ください。オールメーカー・オール車種を扱い、経験豊富なスタッフが最適な1台をご提案します。

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