MENU

新着情報・コラム

  • クルマの豆知識
車の2台持ちはもったいない?判断基準や費用を賢く抑える方法を解説

車の2台持ちはもったいないことではありません。スペースやお金を確保できるのなら賢い選択です。本記事では、2台持つメリット・デメリットや維持費、コスト節約のコツ、向き・不向きなケースを紹介します。セカンドカーの購入判断に役立つ情報が満載です。

近年、日本人の車離れが話題に上がる一方で、実は車を所有している家庭の約半数は2台持ちです。もちろん、車を2台所有すると維持費や管理の手間は当然増えます。そのため「車の2台持ちはもったいない?」と購入を踏みとどまっている方もいるでしょう。この記事では、2台持ちを検討する際の判断基準を紹介します。あわせて、家族構成やライフスタイルに合った車選びのポイントも解説します。維持費を抑えるコツも紹介しているため「通勤用と家族用で1台ずつ欲しい」「趣味のためにもう1台持ちたい」という方はぜひご覧ください。

車の2台持ちはもったいない?

車を2台持つと、維持費や駐車場代などの負担が増えるため、もったいないと感じる方もいるでしょう。しかし、2台目があることで用途別に車を使用でき、家族全員がそれぞれの予定に合わせて動きやすくなるため、利便性や快適性が大きく向上します。たとえば、通勤には燃費のよい軽セダン、週末は家族でのお出かけ用に実用的なSUVを使うなど、シーンに合わせて選べます。つまり、費用以上の価値が日々の暮らしにもたらされる場合、2台持ちは決して贅沢な選択ではありません。

車を複数台所有する家庭の割合

家族が増えると、ベビーカーや荷物が増えて車内が手狭に感じることがあります。そのような場合は、広々と使えるミニバンやスライドドア付きの車を購入するタイミングです。また、通院や買い物、趣味の外出など家族それぞれの予定が重なることが増えると、1台では足りなくなります。そのような場合は、小回りのきく軽自動車を2台目に迎えるのもひとつの選択肢です。さらに、週末のレジャーやキャンプなどアウトドアを楽しみたい場合は、大量の荷物を積めるSUVやハイトワゴンが大活躍します。子どもが習い事や部活動を始めると、送り迎えの時間がかぶってしまい1台では間に合わなくなるため、2台目の車があると便利です。このように、家族のライフスタイルが変化し、行動範囲が広がるときこそ、2台目の車の導入を検討するベストタイミングです。

実際に必要な年収は、以下のような要素によって変わります。

・どのような車を選ぶか:新車か中古か、軽自動車か普通車か

・どのような地域に住んでいるか:駐車場代やガソリン代などが高い地域か

・維持費のかけ方:高品質なパーツを交換するか最低限の整備で抑えるか

低価格帯の車を選ぶなどコストを抑える工夫により、年収が500万円以下でも余力を持って購入できます。

車をもう1台持つことは、少し贅沢だと思われがちです。しかし、実際に持つと「想像以上によかった」と感じるものです。ここでは、車を2台持つメリットについて紹介します。

用途ごとに使い分けられる

車を2台持っていると、ライフスタイルに合わせて自由に使い分けできます。たとえば、通勤や買い物には燃費がよくて運転しやすい軽自動車、家族みんなで出かけるときには荷物がたっぷり積めるワンボックスカーなど、それぞれのシーンにぴったりの1台を選べるのがメリットです。

同じタイミングで使える台数が増える

車を2台保有していると、家族のスケジュールに合わせた柔軟な移動が可能になります。たとえば、共働きの夫婦が同じ時間に別々の職場へ行くときも、それぞれが自分の車で移動できるため、公共交通に頼る必要がなくなります。また、子どもの習い事や部活の送り迎えが重なる夕方や週末も、車が2台あれば無理なく対応可能です。家族全員が自分の予定を優先できる、ゆとりある暮らしを実現できるのが2台持ちのメリットです。

故障時のバックアップになる

車はどれほど大切に使用していても、突然故障することがあります。そのようなとき、もう1台車があるとすぐに代わりとして使えるため、普段通りに通勤や子どもの送り迎えができます。レンタカーや代車を探す手間や費用もかかりません。

車の消耗を抑えられる

車を2台持つと、それぞれの車の使用回数が減るため、走行距離や部品の摩耗を抑えられます。とくに、長距離運転が多い家庭では、2台を交互に使うことでエンジンやタイヤへの負担を分散でき、故障のリスクも抑えられます。さらに、大切に使った車は下取りや売却時に高く評価されるため、将来的な経済的メリットにもつながります。車を2台持つ際は、お金とスペースについて検討が必要です。これらの負担を受け入れられるかどうかが、2台持ちを決めるうえでのポイントです。ここでは、車を2台持ちするデメリットについて紹介します。

維持費が増える

車を2台持つと、購入費だけでなく、ガソリン代や保険料、税金、車検といった費用が単純計算で2倍になります。1台あたりの維持費は 程度であるため、2台持ちになると40万円以上車にかかる想定です。燃費のよい車を選ぶまたは保険を見直すと節約はできますが、税金や車検といった出費は毎年、もしくは定期的に必ずかかります。また、都市部では駐車場代が高額なため、その分負担も大きくなります。2台目を持つ前は、費用を具体的に試算し、本当に今の暮らしに必要かをじっくり考えることが大切です。

維持管理の手間がかかる

車を2台持つと、管理の手間も単純に2倍となるため、日常的なメンテナンスが増えます。洗車などの日常的なメンテナンスだけでなく、バッテリーやブレーキといった車の安全性に直結する点検も含まれ、細かな管理が求められます。また、保険の更新も重要な作業のひとつです。2台分の車両保険や自動車保険を見直す必要があり、保険料が高くなる可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。自分で管理する場合は、膨大な時間がかかります。そのため、必要に応じて販売店に任せることを検討しましょう。

駐車スペースの確保が必要になる

車を2台持つと、2台分の駐車スペースが必要です。とくに、賃貸のアパートやマンションでは、駐車スペースも借りる必要があるため2倍かかります。また、自宅に駐車スペースがない、またはマンションの駐車スペースを借りられない場合、駐車場を別途借りなければなりません。駐車場代は、 の費用がかかります。駐車場が近くにない場合は自宅から離れた場所で探す必要がありますが、 の場所でないと車庫証明の取得が認められません。車を2台持つことには、向き・不向きがあります。ここでは、車を2台持つのに向いているケースと、向いていないケースを紹介します。

車の2台持ちがおすすめのケース

ライフスタイルや家族構成によっては、車を2台持つことで毎日の暮らしが快適になります。以下のようなケースにあてはまる方は、2台持ちがとくにおすすめです。

・夫婦で共働きの家庭

毎朝の出発時間や帰宅時間が違う場合でも、お互いの予定を調整せずに移動でき、通勤のストレスを減らせます。

・子どもや孫の送り迎えや習い事が多い家庭

幼稚園の送り迎えや習い事、塾の時間が重なっても、2台あるとスムーズに対応でき、家族全員のスケジュールが崩れにくくなります。

・公共交通が不便な地域にお住まいの方

地方や郊外では、バスや電車の本数が少ないため、車は生活に欠かせない移動手段となります。

・レジャーや旅行をよく楽しむ方

普段は燃費のよい小型車、アウトドアや旅行には荷物が大量に積めるSUVやミニバンなど、目的に応じた使い分けが可能です。

一方で、以下のようなケースでは、車の2台持ちが適していない場合もあります。

・公共交通が充実している都市部にお住まいの方

都市部では公共交通機関が発達しているため、車を2台所有する必要性が低くなります。電車やバスを使えば、移動がスムーズで経済的にも効率的です。

・夫婦のどちらかが在宅勤務をしている家庭

在宅勤務をしている場合、家庭内で車を2台使用する機会が減少します。1台の車でも十分に対応できるため、2台目を保有する必要がありません。

・都市部での駐車スペースが確保できない家庭

都市部では駐車場の確保が難しく、費用も高額になる場合があります。自宅に駐車スペースがない場合や別途駐車場を借りる必要がある場合、2台目を持つことは経済的に負担が大きくなります。

・維持費を節約したい家庭

2台目を所有することで、ガソリン代や保険料、車検費用などの維持費が増えます。維持費を抑えたい場合は、2台目を所有せず、必要なときにカーシェアリングサービスを利用するという選択もあります。その方が経済的に効率のよい場合もあるでしょう。

2台目の車を購入時に1台目のローンが残っているケースもあります。現在ローンを返済中でも、2台目の車のローンを組むことは可能です。ただし、ローン会社は返済能力を確認するため、審査は厳しくなる傾向があります。以下では、2台目のローンを検討する際の注意点やローンの負担を減らす方法を解説します。すでに1台目の車のローンを支払っている状態で、2台目の購入を検討している場合はローンの一本化を選択肢に入れましょう。これは、現在のローンと新たな借入をひとつにまとめて、毎月の返済を1回にする方法です。ローンの一本化のメリットは、支払い管理がしやすくなる、月々の負担が軽くなることです。複数あった返済日がひとつにまとまり、支払い漏れの心配が減ります。また、返済期間を見直すと月々の支払額を抑えられます。「2台目が欲しいけれど、ローンが心配」という方でも、一本化によって家計のやりくりが楽になるでしょう。ローンの審査では返済できるかどうかが最も重視されます。以下では審査に通りやすくなるポイントを紹介します。

返せるローンは完済しておく

ほかのローンがある場合は、可能なものから順に完済しておきましょう。ローン残高が多いと、ローン会社に「返済能力に不安がある」と判断される可能性があるためです。一方、借金が少ない状態で2台目のローンを申し込むと、返済に余裕があると判断され、審査に通りやすくなります。とくに、住宅ローンやカードローンなど、金額が大きいものから順に整理しておくと審査の通過率が向上します。

頭金を多めに払う

頭金はできる限り多めに用意するのがおすすめです。頭金を多く出すと、その分借りる金額が少なくなるため、月々の返済が楽です。返済能力があると金融機関に判断してもらえることから、ローンの審査にも通りやすくなります。さらに、借入額が減ると利息も少なくて済むため、最終的な支払総額を抑えられます。返済期間を短くできる場合もあり、家計への負担軽減が可能です。

家族名義でローンを組む

自分の名義でローンを組むのが難しいときは、家族の名義を使う方法もあります。安定した収入のある配偶者や親の名義でローンを申し込むと、審査に通りやすくなる可能性があります。ただし、家族名義でローンを組むときは、支払いの計画や責任について事前に話し合うことが大切です。お互いの理解と同意がないまま進めると、のちに金銭的なトラブルに発展する可能性があるため注意が必要です。車を2台持つ際に気になるのが維持費です。年間維持費は、車の種類や排気量によって大きく変わります。以下では、普通車と軽自動車それぞれの年間維持費の目安を紹介します。排気量1.5L・2.5Lの普通車における年間維持費の目安は、以下のとおりです。          

項目

普通車(排気量1.5L)

普通車(排気量2.5L)

自動車税

約30,500円

約43,500円

 自動車重量税

約16,000円

約16,000円

自賠責保険

約12,000円

約12,000円

任意保険

約90,000円

約90,000円

ガソリン代

約81,000円

約130,000円

車検費用

約25,000円

約30,000円

メンテナンス費用

約15,000円

約23,000円

駐車場代

約240,000円(月20,000円)

約240,000円(月20,000円)

 

自動車重量税などの一部の法定費用は、エコカーに対して減税措置があり、車両の性能によっては費用が軽減される場合があります。

 

 

軽自動車は税金や保険料が安いため、維持費を抑えやすいという特徴があります。セカンドカーとして導入するには最適な選択肢のひとつでしょう。

 

以下は、軽自動車の年間維持費の目安です。

 

項目

年間維持費

自動車税

約10,000円

自動車重量税

約3,000円

自賠責保険

約11,000円

任意保険

約70,000円

ガソリン代

約70,000円

車検費用

約20,000円

メンテナンス費用

約15,000円

駐車場代

約240,000円(月20,000円)

 

車の維持費は、任意保険の内容や車の使用状況によって変動します。家計への影響を考えたうえで、車種の組み合わせを検討しましょう。

車を2台持つ際は「2台目はどんな車にすべきか?」という悩みも出てきます。ここでは、ライフスタイルに合わせて選べる、以下4つの車の組み合わせを紹介します。

・普通車 + 普通車

・軽自動車 + 軽自動車

・ガソリン車 + 電気自動車

・PHEV(プラグインハイブリッド)+ 電気自動車

それぞれのメリットや特徴を知り、暮らしにぴったりな組み合わせを見つけましょう。

「どちらの車も快適に使いたい」「走行性能も室内の広さもゆずれない」という方に選ばれているのが、普通車を2台そろえる組み合わせです。普通車は走行の安定性が高く、ゆったりとした室内空間で、長距離ドライブや家族でのレジャーにもぴったりです。普通車ならではの走行安定性や重量感を好む方にも適した組み合わせです。排気量に制限がないため、用途や好みに合わせて比較的自由に車種を選べるのも魅力です。たとえば、家族用にミニバン、通勤用にセダンというように、生活スタイルに合わせた組み合わせが可能です。ただし、年間の維持費は高くなるため、普通車を2台持ちする組み合わせは、金銭的に余裕のある家庭や、共働きで車を頻繁に使う家庭におすすめです。できるだけ費用を抑えて、2台の車を持ちたい方におすすめなのが、軽自動車同士の組み合わせです。維持費が普通車に比べて安く、2台合わせても経済的で負担が少なく済みます。たとえば、多くの荷物を積めて送迎にも便利な軽ハイトワゴンと、通勤や日常使いに向いた軽セダンの組み合わせが挙げられます。または、アウトドア派にうれしい軽SUVとの組み合わせも人気です。長距離移動や大人数での利用にはやや不向きですが、近年の軽自動車は安全性や走行性能も向上しており、日常使いには十分な快適さがあります。主に近距離の移動が中心の家庭や、都市部でコンパクトな車が必要な方におすすめです。

普通車+軽自動車

快適さを重視しつつ、維持費も抑えたい方におすすめなのが、普通車+軽自動車の組み合わせです。たとえば、家族での旅行や荷物の多いお出かけには広々とした普通車、通勤や買い物など毎日の移動は高燃費でコンパクトな軽自動車が活躍します。また、ミニバン+軽セダンを組み合わせる場合、家族全員での遠出と個人の移動をバランスよくカバー可能です。ほかに、SUV+軽ハイトワゴンの組み合わせでは、週末のレジャーと街乗りの快適さを両立できます。普通車と軽自動車を持つことで、税金やガソリン代といった維持費を抑えつつ、快適性も確保できます。快適さと経済性を両立したい家庭にとって、理想的な選択肢といえるでしょう。長距離の移動にはガソリン車、近所への買い物や通勤には電気自動車(EV)を使う方法もひとつの組み合わせ方です。とくに、EVは走行音が静かで振動も少ないため、乗り心地が優れています。災害時には、家庭用の非常電源として活用できる点もメリットです。EVの購入価格は比較的高く、自宅に充電設備を設置する費用も必要ですが、国や自治体の補助金を活用することで負担を減らせます。また、オール電化住宅や太陽光発電と組み合わせると、さらに電気代の節約が可能です。環境に配慮しつつ、車にかかるコストも抑えたい方や、再生可能エネルギーを取り入れている家庭におすすめです。自宅に充電器を設置できる環境がある場合は、PHEV(プラグインハイブリッド車)とEVの組み合わせが便利です。PHEVは電気で静かに走れるだけでなく、電気が切れてもガソリンで走行できるため、長距離移動でも安心です。一方で、EVは通勤や買い物などの近距離移動に向いています。ガソリンを使わない分、維持費が抑えられるのもメリットです。どちらの車も補助金の対象となるため、購入時の費用負担を軽減できます。環境意識の高い方や、長距離の移動が多い家庭に適した組み合わせといえるでしょう。車を2台持つと維持費や保険料などの負担が増えますが、車の選び方を工夫することで費用を抑えられます。以下では、車を2台持ちする際にかかる費用を抑えるコツについて紹介します。

1台は軽自動車にする

車を2台持ちたいものの、維持費が心配な方におすすめなのが、1台を軽自動車にする方法です。軽自動車は車両価格が比較的安く、税金や保険料、車検費用などの維持費も普通車よりも抑えられます。とくに、軽自動車は自動車税が約1万円と安く、燃費性能が高いため、日々のガソリン代も抑えられます。また、小回りがきくため、狭い道路や駐車場でも扱いやすく、通勤・買い物・子どもの送り迎えなど日常の短距離移動にぴったりです。軽自動車のコンパクトさが不安な方は、もう1台を普通車にしましょう。普通車は、長距離移動や家族でのドライブにも問題なく対応できます。日常使いは軽自動車、旅行や遠出は普通車などと役割を分担することで、家計の負担も抑え、無理なく2台持ちを叶えられます。2台持ちを検討する際は、自動車保険の運転者年齢条件に注意が必要です。運転者年齢条件とは、運転者の年齢に応じて保険料が変わる仕組みです。とくに、25歳以下は事故リスクが高いと見なされ、保険料が高くなります。そのため、25歳以下の家族が使う車は1台に絞る方法がおすすめです。若年層補償を1台に絞ることで、家族全体の保険料を抑えることが可能です。車を買うとなると「新車がいい」と思う方もいるでしょう。しかし、新車は車両価格だけで数百万円になることもあり、家計への負担が大きくなります。そこで検討したいのが、中古車を選ぶという選択です。状態のよい中古車なら100万円以下で手に入ることも多く、初期費用を大きく抑えられます。ただし、中古車は「価格が安い=お得」とは限りません。走行距離や年式、修復歴によっては、新車よりも総合的に高額になる可能性があります。とくに、年式が古すぎる車は、購入価格が安価でもメンテナンスや修理などの維持費がかさんで、結果的に高額になる場合もあります。

未使用車とは、登録だけされ、誰も使用していないほぼ新車の中古車のことです。ディーラーが販売実績を作るために一度登録した車両や展示車などが該当します。未使用車のメリットは、価格が新車より安く、納車も早いことです。走行による摩耗も少なく、車の状態が良好な点も魅力です。一方で、ボディカラーや装備などはすでに決まっているため、自分好みにカスタマイズできない点や、新車に比べて車検までの期間が短い点はデメリットといえます。また、台数が限られているため、希望の車種がある場合は、早めの決断が求められます。

カーリースとは、月額定額で車を一定期間借りられるサービスです。従来の車を買うスタイルに比べ、金銭的にもスペース的にも手軽に車を利用できます。また、まとまった頭金が不要なうえ、月額料金には、自動車税や車検費用などの維持費が含まれているため、家計の見通しが立てやすくなります。さらには、契約期間を自由に選べるため、「数年だけ2台体制にしたい」「週末だけ必要」といった一時的なニーズにもぴったりです。コスト面に大きなメリットがある一方で、途中解約に違約金が発生する、またはカスタマイズに制限があるなどのデメリットも挙げられます。

車を2台持つと、どうしても気になるのが保険料の負担です。保険料を軽減したい場合は、セカンドカー割引の活用が有効です。セカンドカー割引は、2台目の自動車保険契約が、通常は6等級からのスタートとなるところ、7等級から始められるため、最初から保険料が割安になります。ただし、セカンドカー割引を受けるためには条件を満たす必要があり、保険会社ごとに異なる場合があります。主な条件には以下の内容が挙げられます。

・1台目の車の等級が11等級以上であること

・1台目が自家用車で、個人名義の契約であること

・2台目の車も自家用車であり、初めての保険契約であること

・2台目の所有者が1台目の契約者本人またはその同居家族であることなど

2台目の保険料を少しでも軽くしたい方は、セカンドカー割引の対象かどうかを一度保険会社に相談してみましょう。

保険の補償内容の重複も注意すべきポイントです。たとえば、人身傷害保険には、車内のみ補償と車内・車外補償の2タイプがあります。2台ともに車内・車外補償を付けている場合は、補償が重複している分、無駄な費用が発生してしまう可能性があります。そのため、1台は車内外補償、もう1台は車内のみ保証を契約しましょう。また、弁護士費用特約や個人賠償責任保険といったオプションも1台分の契約で家族全体をカバーでき、2台目には不要なケースが一般的です。

車を2台持つことで、維持費や駐車スペースの確保、車検や保険の管理など、考えるべきことが増えます。ここでは、2台持ちを検討する際に押さえておきたいポイントや注意点を紹介します。

2台必要な理由を明確にする

車を2台持つかどうか悩んでいる場合は、そもそも本当に必要なのかを考えることが大切です。たとえば「買い物用と遠出用で用途を分けたい」「子どもや孫の出迎えや遠出用に使いたい」など、2台が必要な理由を家族で話し合いましょう。理由があいまいなまま2台目を購入すると、使わないまま維持費がかかり続けることになります。自動車税・保険料・車検・駐車場代などは毎年かかるため、家族の生活スタイルをもとに必要性を判断しましょう。

駐車場を用意する

2台目の車を持つと、当然ながら駐車スペースも2台分の確保が必要です。自宅に2台分の駐車場がない場合は、近隣の月極駐車場などを別途契約する必要があります。とくに都市部では、月額2万円〜3万円かかることも珍しくなく、年間でみるとかなりの出費になります。また、そもそも空きがない可能性もあるため、2台目の購入を考える前に近くの駐車場を調べておきましょう。車を購入する際に必要となる「車庫証明」は、保管場所(駐車場)が自宅から直線距離で2km以内にあることが取得条件です。2kmを超えると、車の登録手続きが進められず、保険の加入にも影響します。そのため、駐車場を選ぶ前に、地図アプリなどで自宅との距離を確認し、保管場所として問題ないかチェックしておきましょう。

車を2台所有していると、それぞれの車検時期が問題に挙がります。新車は購入から3年後に初回の車検があり、その後は2年ごとに受けなければなりません。もし2台を同時期に購入すると、車検も同じタイミングで重なり、10万〜20万円の費用が一度にかかります。車検の負担を避けたい場合は、購入時期をずらし、車検の時期を分けるのがおすすめです。出費が分散されて、家計の管理がしやすくなります。

ただし、車検のタイミングがバラバラだと手続きの手間が増えます。そのため、あえて2台の車検を同じ時期にそろえ、一度に終わらせるのもひとつの方法です。費用の分散を取るか、手間の少なさを優先するかは、家庭の状況に合わせて選びましょう。

まとめ

車の2台持ちはもったいないことではありません。生活にゆとりと快適さをプラスできる未来への賢い投資です。たとえば、通勤には燃費のよい軽自動車、週末のお出かけには広くて快適なミニバンなど、使い方に合わせて車を選ぶことで、日々の移動がよりスムーズになります。とくに、共働きの家庭や子ども・孫の送迎頻度が高い家庭にとっては、別々の車で同時に動けると便利です。また、ネックとなる費用面は、保険の見直しやローンの一本化などの工夫で解決できます。なかでも、品質と価格のバランスに優れた「未使用車」を選ぶと、大幅にコストを抑えられます。トータスは、届出済未使用車専門店として神奈川最大級の在庫数を誇ります。常時700台以上の在庫から、メーカー・車種に関係なくすべての車両で乗り比べが可能です。さらに、車検基本料金が不要で購入後5年間は車検費用がかからないため、維持費を削減できます。アフターサポートも充実し、万が一の際も安心してお任せいただけます。「2台目があってよかった」と実感できる未来の愛車を、ぜひトータスで見つけましょう。ぜひお気軽にお問い合わせください。

店舗情報